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私ざさょうがいろいろなことをします
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今回はアニメの話でも。
NHK Eテレで絶賛放送中のアニメ「ログ・ホライズン」。俺が昔から好きなネット小説です。
今回、原作外伝「カナミ:ゴー・イースト」がアニメ化される、ということで俺の中で話題になってたのですが……
俺「い、1話で終わらせやがった……!」
はい、まさかの総集編~
とはいえ、非常にわかりやすく、簡潔にまとめたいい総集編だったと思います。まあ、原作はまだ未発売だし、外伝だしね……
でも、原作未読の方にはちょっとだけ説明足らずなところはあると思います。今回はそれを補足しつつ、カナミ編とはどんな話なのかを振り返ってみましょう。
できれば、原作片手にもらうとわかりやすいかなー?「小説家になろう」をチェックだ!
話はKRの回想という形で語られました。まずは冒頭から。
「会ったんだ。中国サーバーで、カナミに……」
今回の舞台は中国サーバー!どこ、と詳細に語られてはいませんが、アオルソイ地区の模様。
端的に言ってしまえばカザフスタンですな。KRはおおよそ2ヶ月かけて大陸を回り、偶然カナミを発見した模様ですね。
「――自分がこの幻獣に憑依して大陸へと渡ったのは情報収集を行なうためさ。国内に関しては、放っておいても、眼鏡だの班長だのが見聞きしてくれるだろう から、と言うのが海外重視をした理由だね。韓国サーバーに上陸し、中国サーバーからロシアサーバーへと周り、南下して再び中国サーバーへ。二カ月であちこち行きまくった」
「<陽炎悪鬼>の数は、二千を超えていマス」
戦闘シーン。カナミご一行がものすごい数の敵に囲まれています。
なぜこれほどの敵に囲まれているのか、というと、簡単にいえば罠に引っかかったからです。
レオナルドは北米サーバー、ビッグアップル(現実のNY)所属の冒険者だったのですが、あとの説明にもあるように<妖精の輪>によって遥かカザフスタンまでふっ飛ばされてきました。
<妖精の輪>ー世界各所にあるワープゾーン。移動がはるかに便利になるが、行き先は時間で変動するため、Wikiのない<大災害>後においてはどこに行くかわからない危険な物になっている。
レオナルドがビッグアップルを出て、リスクを犯してまで<妖精の輪>に飛び込んだのは、ビッグアップルが初期アキバやススキノのように混乱し、<崩壊>してしまったからです。
後にKRは「どこもそんな感じ」と評しましたが。
で、アオルソイの広大で何もない大地をあてもなく彷徨っていたところ、ある廃墟を見つけます。で、どうやらそこには<神殿>があるらしい、と。
廃墟に立ち寄ったレオナルドは、レイド発生のキーアイテムにうっかり触ってしまい、その結果たった独りでレイドに挑むハメになってしまいました。
独りで2千のモンスターに挑む……そんな無茶が通るわけもなく、囲んでフルボッコにあったレオナルドは死亡、廃墟内の<神殿>で復活し、見事閉じ込められてしまったとさ、という訳。
1日1回使える帰還呪文を使っても、最後に立ち寄った<神殿>にワープするだけなので意味なし。八方塞がりのところに旅をしてきたカナミご一行と出会う訳です。
「やっほーい!どんどこどーん!」
話は再び戦闘シーンへ。カナミは<茶会>時代とは別キャラの<武闘家>を使っています。
ここでレオナルドが発見した事実は、「武器攻撃職である自分よりも、タンクであるはずのカナミの方が殲滅力が高い」というありえない話。
驚愕しつつも「やるべきことは変わらない」として、トドメをさせないエリアスが削った敵を次々と屠っていきます
エリアスが敵にトドメをさせない理由は「NPCが見せ場を奪ってはいけない」というシステム上の制約から。設定上は「妖精の眼の呪い」という物のようですが。
そこにKR登場!一行は廃墟から脱出。「いざ!東へ!(Go!East!)」東遊記の始まりです。
「日本に向かってる途中!」
夜のキャンプ、KRの説明。カナミの動機、旅の目的、メンバー紹介を簡潔に、わかりやすくおこなってくれます。
非常にわかりやすい解説で、よくまとまってんなと思ったのはこの説明があったからだと思います。ゆえに特に追加で解説したいことはないです。
「ステータスが!?こいつ、何なんだ!?」
セケック村にて。補給のために立ち寄った村で、一行は<疫鬼>と呼ばれる現象に遭遇します。
大地人をNPC、ただのプログラムと解する<冒険者>らしい<冒険者>のレオナルドですが、その一方「村に被害者が出る」、<アサシネイト>で息の音を止めず<パラライジング・ブロウ>で麻痺させて動きを止めるという点に彼自身の人間性が垣間見えます。まあ、そういう性格じゃないとビッグアップルから脱出しようとは思わないですよね。
ちなみに原作では、<大地人>セジンくんは腕を縦に引き裂かれます。グロいから割愛されたのでしょう。
少年を治癒するコッペリアですが、治癒そのものが<疫鬼>に効果があったわけでは無いようです。原作では、少年が正気に戻ったのは何か別の要因があるはず、と説明されています。
「キャンセル待ちで連続発動が可能にもなる!」
レオナルド修行中。カナミの強さの秘密が説明されています。
本来、この説明はラスフィア戦において語られるものですが、<口伝>というものについて既に説明された後なので、このタイミングに説明するのはなるほどと思いました。
原作においては<口伝>システムが初めて登場したのは実はこの外伝だったりします。当時は肉体入力によるキャンセル待ちにのみ適用されると思ってたのですが、意外と範囲は広かったですね。
さて、実際にカナミがどういう連結を行っていたかですが、作中で紹介しているのは以下のコンボ
<トリプルブロウ>→<エアリアル・レイブ>
<エアリアル・レイブ>は左右のパンチで敵を浮かせ、膝蹴りで押し上げてかかと落とし、トドメの後ろ回し蹴りを繰り出す特技。
<トリプルブロウ>は右・左ストレート、右フックの強力なパンチを繰り出す特技。
<エアリアル・レイブ>起動の左右のパンチはあくまで敵を浮かせるものであって、攻撃力は小さい「いらない攻撃」である。
脳内コマンド入力ならどんなにいらない攻撃であってもカット出来ないが、肉体入力なら<トリプルブロウ>後半2つのパンチを<エアリアル・レイブ>起動の左右パンチに置き換えることが可能。
<再使用規制時間>が短い<武闘家>が矢継ぎ早にこのような連結を行った結果、DPSが飛躍的に上昇する、という仕掛けですな。
もちろん、原作1巻で直継が練習してたとおり、肉体入力での特技発動はけっこうシビアです(自動追尾しない・複数のフォームで認識)。この辺りにカナミのセンスが伺えますね。
「キャラバンの他のメンバーは、力及ばず……」
春翠さん登場。<楽浪狼騎兵>のギルドメンバーです。
<楽浪狼騎兵>は本来、プレイヤータウン<大都>(現実の上海)に本拠地を置く中規模ギルドであったが、<大災害>で崩壊していく<大都>を見限り、ギルドメンバー全員で脱出。現在は<馬乳の都>(モンゴル?)に本拠地を置く500名程度が所属するアットホームなギルドです。
このキャラバン護衛はクエストではなく、<楽浪狼騎兵>が事業として行っているものであり、適正な報酬、確かな実績から既に<大地人>から信頼を寄せられています。
ですが、キャラバンは壊滅。残った<大地人>ジュウハはセケック村で物資をできるだけ売り、西への売り歩きを諦めて<馬乳の都>まで引き返す模様。
周辺の地理に明るいジュウハについていったほうが安全に旅ができるという理由から護衛を引き受けセケック村を立つ、という流れです。
<列柱遺跡トーンズグレイブ>では、大量の<灰斑犬鬼>が集結。<楽浪狼騎兵>はレギオンレイドを組み討伐に挑みますが失敗。件のステータス二重表記現象が確認されたとのこと。
コッペリアはこれを<二重なる者>と名づけています。
さらに、セケック村に<灰斑犬鬼>500体が進行中、壊滅の危機とKRの知らせが。
ここからカナミの馬鹿全力理論から繰り出される無理難題、これはシロエも唖然しますわ
「中国に本拠地を置く資金洗浄グループが設置した、MMO内資金回収botのうちひとつが、コッペリアです」
衝撃の告白。彼女もまたプログラムであることにレオナルドは困惑します。
<大災害>後もゲーム時代の命令を実行し続け、ひたすらモンスターを狩っているところでカナミと遭遇、以降旅を共にする、という事情がありました
彼女にはリ=ガンの提唱する<魂魄理論>における魂がない、というのがキーになっています。
彼女には視力が無く、データで周囲の環境を把握しているので、<二重なる者>の本質に気づくことができた、というのも大きいです。
「自分も付きあおう!」
KR登場。<召喚術師>にしては珍しい杖の二刀流です。
サブ職業は<ちんどん屋>、周りに花吹雪と派手なファンファーレをまき散らすだけのネタ職業です。<茶会>の罰ゲームで変えさせられたとか。
彼は自分を脇役と考えており、シロエやカナミら「特別な星のもとに生まれた」人間が巻き起こす騒動を楽しむことを生きがいとしています。入れ替え転移を行ったのも「やっぱ見るならライブっしょ」という快楽至上主義から。
原作(というか第一校)から性格が非常に変更されたキャラで、原作はシニカルな紳士、という雰囲気でした。書籍化に伴う再編の際、大幅に変更されました。
「……レオナルド?」
<灰斑犬鬼>の大群に挑むカナミ達。その戦術は
「コッペリアを囮にしてエリアスが削り、カナミがトドメを刺して回る」というものであった。
<二重なる者>は一個体に魂が二重に存在することで起こる現象だと見抜き、その内の不安定な
魂が魂の欠如しているコッペリアに吸い寄せられ、動きが止まることを利用した戦術。
当然回復職のコッペリアが前に出ることは相応のリスクを意味するが、回復3職のなかで唯一重装備が可能な<施療神官>であることを活かし、盾の二刀流で敵を丸め込む。
まとまった敵をエリアス及びカナミが蹴散らすというものだ。
なにげに戦闘描写については考えられていて、ままれ氏はすごいと思わせる一因となってます。
「上等だ(Fuck yes)!カ・ワ・バ・ン・ガーーーーーーーーーーー!!」
今作一番の名シーン。ぜひとも「上等だ!」は英語で言ってもらいたかったのですが。放送倫理に引っかかるのかな……
このとき、KRの本体は日本の神殿に登録されているので、黒竜の注意を惹きつけるにしても、負けて死ぬにせよ、「ここでお別れ」という状況になっています。
この後のKRの戦いについては描写されませんでしたが、KRが切り札を繰り出し、黒竜と相打ちになるも、痛みで失神して転落死という「彼らしい」結末を迎えています。
それにしても、レオナルドの服装のモチーフは亀からカエルに変更されたのに、「カワバンガ」はそのままなんですよね。
「ならば、俺も!」
レオナルドが<暗殺者>版としてアレンジした口伝<パラレル・プロット>。
まだ研究途中なので全ての技から派生させて繋げるということはできていないが、彼はまず<デッドリー・ダンス>を始点として組み立てることにした。
<デッドリー・ダンス>は当てるたびに攻撃力が増大し、外せば攻撃力が低下するという一風かわった特技。左手を前に突き出し、タメのモーションをとった後、右手の刀を振るう単純なもの。<再使用規制時間>は一秒、連続攻撃向きの特技。
この「左手を突き出す」というモーションを二刀流を活かした攻撃で置き換えることによって攻撃力を増大させ、連打を加えるというものだ。
攻撃を与え続け、ラスフィアによりつく<灰斑犬鬼>を一撃で倒し、「再発生」までの僅かな時間に<アサシネイト>を叩き込んだ……という訳です。完全にヤムチャ視点。
書籍版はラスフィアのマジキチ具合がさらにヤバイ。キチガイ書かせたらままれ氏は一級品だなぁ()
「んなわけ、あるかぁーーーーーーーー!!」
停止しかかったエリアスに、カナミの力強い声。叩き込まれる<オリオンディレイブロウ>。
このシーン、ちゃんとオリオン座形にパンチ打ち込んでるのがしっかり作ってるなと思いますね。
この戦闘の顛末もまた描かれていませんが、KRが「負けるはずがない」と言っていたように、しっかりと勝ちを収めています。……エリアスがトドメを刺すことによって。
彼もまた<口伝>を得たということなのでしょうか。
「コッペリアの魂の色は……」
エピローグ。丸々カットの憂き目を見てますが、毎回いい余韻を残すエピローグもまたままれ氏の特徴だと思ってます。書籍版買おうぜ!
いかがでしょうか。原作既読側から見ると「詰め込みすぎ!」、一方未読側からは「わかりやすい、面白かった」との感想が大多数な14話です。
俺は「確かに説明足らずな部分もあったけど、要点押さえててよくまとまってる」と思いました。
これによって不安になったのが今後のアニメ展開。4話くらい余る計算になるんですがそれは……。ままれ頑張れ超頑張れ。
2015.01.21 | Comments(0) | アニメ
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